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PET(ポリエチレンテレフタレート)の切削加工

近年、ペットボトルをはじめとする身近な製品に多く使用されている「PET樹脂」。その優れた透明性や安全性から、包装材や光学用途、工業部品に至るまで幅広く活用されています。しかし、PET樹脂の真価は、その素材特性だけでは語り尽くせません。加工方法によっては割れや欠けが生じる繊細な一面も持ち合わせており、精密な切削加工には高度な技術が求められます。

本記事では、PET樹脂の基本的な特性から、当社のPET切削加工の特長までを詳しくご紹介します。PET樹脂の加工にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

PET樹脂とは

PET(ポリエチレンテレフタレート)は、汎用プラスチックの一種で、飽和ポリエステル樹脂に分類されます。テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールを縮合反応させることで得られる素材です。その名称は、英語表記の頭文字を取った「PET」に由来しており、ペットボトルの名前の由来でもあります。

PET樹脂の特徴

長所

・高い透明性(全光線透過率87%)
・自己消火性(火元から遠ざけると自然に消火)
・燃焼時に有毒ガスが発生しない
・食品衛生法に適合

短所

・傷つきやすい
・単体では脆いが、ガラス繊維で強化可能

主な用途

・機械カバー
・絶縁材料
・光学用機能性フィルム
・磁気テープ
・包装フィルム
・各種容器

当社のPET樹脂 切削加工の特長

1.多様な樹脂メーカーとの連携でPETを安定調達

当社は、多くのPET樹脂メーカーと取引しており、用途に応じたPET材料を安定的に供給できます。また、お客様のニーズに最適なメーカーやグレードのPET材料をご提案することが可能です。他の樹脂材料についても、豊富な選択肢の中からご提案いたします。

2.自社工場・協力工場による充実した設備群で様々な形状の量産に対応

当社は、旋盤加工機やマシニングセンタを複数台保有しています。また、京都試作ネット・京都機械金属中小企業青年連絡会に参画しており、ものづくりネットワーク120社程度があります。この設備群により、様々な形状の加工にスムーズに対応可能です。大量生産のご依頼にも、迅速かつ正確に対応し、効率的な生産を実現します。

3.割れや欠けを防ぎ、高精度加工を実現

PET樹脂は加工性に優れていますが、割れや欠けが発生しやすい素材でもあります。当社では、これまでの経験と技術を活かし、これらの問題を回避しながら高精度な加工を実現します。お客様の仕様に応じた製品を確実に製作するため、最適な設備と技術を駆使して対応いたします。

PETの切削加工は当社にお任せください!

こちらの記事では、 PETの切削加工におけるポイントについて紹介しました。

樹脂切削の「駆け込み寺」.comを運営するグッドウッドKYOTOは日々、樹脂加工に関する問い合わせを数多くいただいております。中には、「複数社で断られてどこにも依頼できず困っている」といったご相談も数多くあります。
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