こちらは、打錠機メーカー様からのご依頼で、展示会に出展される打錠機の外装カバーを設計・製作した事例です。同社は、当社が所属する「京都試作ネット」の会員企業であり、そのご縁からお声がけいただきました。

外装カバーの製作においては、切削加工では対応が難しいため、板金加工による製作が求められました。そのため、板金加工に関する豊富な知見と技術を持つ当社にご依頼いただきました。

まず、お客様からデザインイメージをご提供いただき、それを基に当社にてデザイン制作、設計、部品調達、組立まで一貫して対応しました。デザイン制作については、専門の協力会社と連携し、展示会にふさわしい高品質な仕上がりを目指しました。

また、外装カバーの固定ねじは、デザイン性を重視し、視認可能な範囲では極力目立たない工夫を施しています。さらに、従来は手作業で取り外していたカバーを自動開閉式とすることで、メンテナンス作業の効率化を実現しました。開閉機構には上下スライド式を採用し、装置の周囲に干渉せず、省スペースでスムーズに開閉できる設計としました。

このように、デザイン性と機能性を両立させることで、展示会での訴求力を高めるだけでなく、実用性にも優れた外装カバーを提供しました。

自動上下スライドの様子は、下記動画をご覧ください。