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専用機の外装カバー:樹脂・板金の組立品

デザイン会社様より、「装置メーカーから依頼を受けてデザインした専用機の外装カバーを、どうやって製造現場で実現すべきか分からない」とのご相談をいただきました。完成したデザインは、全体に滑らかな3次元曲面を持ち、隅部も美しくR形状でまとめられており、一般的な板金加工だけでは再現が困難なものでした。

通常であれば、こうした複雑形状を板金で再現するには、専用の金型を製作し、プレス加工を行う必要があります。しかし、これはコストが大きく、少量生産の外装カバーには適しません。

そこで当社は、板金と樹脂切削加工を組み合わせたハイブリッド構造をご提案しました。構造を機能別に分割し、フラットな面や直線的な部分は板金で製作し、デザイン性が求められる曲面部は樹脂による切削加工で対応。両者を高精度で組み合わせることで、デザインを忠実に再現しながらも、金型レスで製作コストを大幅に抑えることが可能となりました。

この取り組みにより、デザイン性と製造性を両立させるという課題を解決し、デザイン会社様と装置メーカー様双方にご満足いただく結果となりました。

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